2006/6/17


   
 
ウッドデッキを自作する場合、まず大工道具などを揃え得る事はもちろん必要です。また作り方や方法なども重要ですが、その他に「パーツの名称」「材料」などなど、いろいろな豆知識を知っていると「得」ですし、作業もはかどります。そんな「豆知識」をまとめて紹介します。
 

 豆知識その1デッキ各部名称
  ウッドデッキの各パーツの名称で、役割なども説明します。実際に作業する上でも、雑誌、ネットなどで調べる上でも、覚えておくと便利です。ただパーツによっては同じ物でも「基礎石」「束石」「ショートポスト」などいろいろな呼び名があります。  

ポスト:
手すりやフェンスを取り付けるための柱。
 

手すり:
フェンス柵と組み合わせて作る場合が多いです。テーブルなを設置しても面白いと思います

  フェンス・柵:
高い場所以外では防護策というより、見た目重視で2×2材、ラティスなどで作ります。主に目隠しですかね
  金具:
アメリカ「SIMPSON」社製が有名でバリエーションも豊富です

基礎・基礎石・束石:
デッキ本体の重さを支える構造部分です。
地面に直接、束柱を立てると安定が悪い上、地面の水分を吸って腐ってしまう。そこで基礎を作り、安定性、防腐性を高めます。



束・束柱・ショートポスト:
基礎の上に置く柱。4×4材を使うのが一般的です。また地面付近なので、防腐加工済みの材を使う場合もあります。

根太:

束柱間に横に渡す床板を支えるための板。



幕板・端根太:
デッキの外側に回す外枠的な板。根太の木口を隠したり、デッキ自体の強度を増す事ができる。
横板・脇板:
階段の両脇にある板です。2×10などの幅の広い物を使います
 

踏み板:
1段は20cmくらい、奥行き15〜20cmcmぐらいが登り易いですね。2×10材が適していると思います。

  床板・デッキ材:
デッキ面に貼る板。貼る大きさ向きになどを変えれば、デッキ自体の表情が変わります。

 豆知識その2材料
 材料規格
 
  材料は規格化された物を使うのが、いちばん最良です。一般的には2×4(ツーバイ)材がホームセンターで入手できます。規格品なんで価格も安定してますし、金具(SIMPSON)やネジ類なども豊富にそろっています。
またウッドデッキの作り方を紹介している雑誌やホームページはほとんどこの2×4(ツーバイ)の規格の物を利用していますので、初心者の方でも簡単に作り方や用語など理解出来ると思います。
2×4(ツーバイ)材規格は当ホームページの「豆知識」を参考に。


 
 材質
 
  ウェスタンレッドシダ−(WRS)  
  ほとんど野外で設置する場合がほとんどなので、防水性、防虫性、防腐性が高い方が長持ちします。ウッドデッキ材でもっともポピュラーな材は北アメリカ大陸原産のウェスタンレッドシダ−で別名アメリカ杉、カナダ杉などと呼ばれています。独特の匂いで防虫、木材に含む油分で防水などに適していると思います。ホームセンターやネット通販などで入手する事ができます。柔らかいので加工が楽です。

 
  スプルース・パイン・ファー(SPF)
  ウェスタンレッドシダ−に比べ価格が安く、種類も豊富でどこのホームセンターでも入手できます。ただ、本来は内装用なので野外での使用は耐久性ではウェスタンレッドシダ−の方が上です。SPF材はデッキ本体というよりデッキ上で使うガーデンファニチャー(デスク、ベンチなど)で使われますが、ただ、価格的なもの、腐ったらまた作り変えよう〜なんて思っているDIY大好きな方には、良いかもしれません。
うちのメインのデッキは2×6材のSPF材ですが、年2回の塗装で、場所にもよりますが14年耐えています。 (2006年6月現在、右写真)
  防虫防腐剤加工材  
  木材に防虫防腐剤を注入した材料です。ちょっと緑色した材料なんでホームセンターに行ってもすぐ解ると思います。値段は高いですが、湿気が多い地面付近の束柱などに使うと良いと思います。
 

 豆知識その3金具
  ウッドデッキの作る場合、接続部分など金具を使うと便利で簡単、おまけに頑丈にデッキを作る事が出来ます。
 
 

2×4材(ツーバイ材)を扱っているホームセンターなどでは、たいがいシンプソン(SIMPSON社)製(アメリカ)の金具が置いてあります。種類も迷ってしまうほど豊富です。

左がシンプソン社のカタログです。今は新しいのカタログが出ています。ホームセンターで100円で購入しました。値段が値段なんで1冊持っているとデッキを作る前のプランで役に立つと思います。
右は2×4材の根太を取り付けるための金具です。(1個/60円前後)

一度、ホームセンターに行って手に取って見て下さい。

 豆知識その4デッキパターン その1
 
デッキの床パターンは選ぶのが楽しくなりほど無限です。基本的なパーンは「横張り」「縦に張り」なのですが、それを混合にしてみたり、斜めに張ってみたり、2×4、2×6を交互に張ってみたりと、いろんなパターンがあります。
あなたなら!どのパターンにしますか?


※ただしパターンによっては根太の配置を考えないといけないので、注意して下さい。
横張り
縦張り
縦横混合張り
2×4、2×6
交互張り

斜張り


 豆知識その5デッキパターン その2番外編
ちょっと面白いデッキ材の張り方です。
お隣さんの老夫婦に「和風のウッドデッキ」の製作を頼まれ、製作したデッキです。

デッキ材は2×4材ですが、それを縦にして張りました。もちろん普通の張り方より、倍以上の材料代が かかりかしたが。
これは、これで、和風でなかなか良い味を出しています。

サイズ:幅2000mm×長4500×高さ300〜500mm
材:ウェスタンレッドシダ−
 

 豆知識その6デッキ材のすき間すき間治具
 
デッキ材のすき間ですが、どのくらいの間隔にしたらよいのか?
まず間隔無しだと、湿気がこもる可能性があり腐る原因にもなり、また泥や土などが詰まる可能性があります。なるべく最低5mmくらい離した方が良いと思います。
今回製作したデッキは15mmにしました。(写真左) デッキの高さがあり、すき間があって、物が落ちても下に潜ることができ拾えますし、なんせすき間をあけるということは、材料の節約になります(笑

 
  これは間隔無しです。(写真右)このデッキは仕事場の外のデッキです。地面から1段上がった低いデッキです。この上で仕事をするので、釘や木ネジ、細かなパーツを落とすと、デッキを壊さないと落とした物を拾う事ができません。ので間隔はありません。腐り防止というわけでは、ありませんが、ここには屋根があるので、雨はあたりません。
 

  また同じ間隔でデッキ材を張る場合、治具があると便利です。間隔が決まればその間隔の厚さの板を用意して、挟み込みながらデッキ材を張っていきます。

自分の場合は十字架みたいな治具を2つ作りました。(右図)縦棒の厚さがデッキ材のすき間(15mm)になります。横棒はデッキの下に落ちないようにする止め具みたいな物です。この治具を左右に2つはさみ、デッキ材を張っていきます。

一枚の長い板でもかまいませんが、材がもったいないしので端材を利用したこんな治具を用意すると良いかもしれません。
 

 豆知識その7デッキ材の継ぐ場所 と「段差
 
ウッドデッキの大きさによりますし、強度的に言っても、一枚の長いデッキ材を使えれば、問題ありませんが、途中でデッキ材(床材)を継がないといけない場合がほとんどです。
さて、どこでデッキ材を継げばよいか?それは根太の部分で継ぐのが、強度的に一番です。

右の図を見て下さい。根太の上でデッキ材を継いだところですが、1つの根太で継いだ物(左図)と交互に継いだ物(右図) です。
交互に継いだ方が強度的は高いです。


 
デッキは長年、雨、風、太陽などなど自然にさらされます。

時が経つにつれ、デッキ材が反ったりしてデッキ材の角部分が浮き上がって来てしまいます。デッキ製作時にデッキ材(床材)の継ぐ部分の上面角をカンナなどで面取りします。

そうする事によって、例えデッキ材(床材)が反ったとしても、面取りした部分があるため、スムーズになります。(下図を参考に)

 
まぁ、継ぐ部分のデッキ材(床材)をひとつひとつ面取り加工するのは、大変ですが、後々の事を考えると‥‥。

 豆知識その8デッキ材の止め方
  デッキ材(床材)を根太に止める方法はいくつかあります。いつくか例を上げてみます。
どれにも共通する事ですが、材料の端などは、割れ易いのでドリルなどで下穴をあけましょう。また低いデッキなどは、デッキ材を一度、止めてしまうと、デッキ材の下側、側面、接続面、など塗れなくなるので、作業前に塗装しましょう。
 

 



基本的な取り付け方


デッキ材の上から根太の部分にコーススレッド(75mm)を打ち止める方法です。デッキ材の継ぎ目の所は、あまり端に打つとヒビ割れてしまうので、なるべく端か遠い所から斜に打った方が良いと思います。
 

 


デッキ材上面にコーススレッドを打ちたくない場合

デッキ材 (床材)の側面に斜めにコーススレッドを打ち根太に止める方法です。ちょっと根気が入りますが、見た目もすっきりします。ただドリルで下穴をあけたりして、材が割れるのを防ぎましょう。
 

 


根田側からコーススレッドを打つ方法

根太側(下側)からデッキ材(床材)にコーススレッドを打ちます。ただこれはデッキの下側に十分な作業スペースがないと出来ません。
 

 


金具を利用する方法

以前はSIMPSON社製でデッキレールタイ(品番:DRT8)という金具があったのですが、最近はみませんね。販売中止なのだろうか?
今はデッキボードタイ(品番:DBT1)という金具があります。ホームセンターなどで確認してみて下さい。
あたりまえですが、金具を使うと強度はあがりますが、材料費もあがります。  
 

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